今回翻訳・解説するのは、世界中で社会現象となった大人気SFドラマ『ストレンジャー・シングス』シーズン1の第8話(最終話)から、みんなが愛してやまないダスティンの「チョコプリン大捜索シーン」のセリフです。
緊迫感マックスの最終決戦の裏で繰り広げられる、このコミカルな掛け合いの魅力を120%味わうために、まずはこの時のシチュエーションをおさらいしてみましょう。
- 政府の追っ手から逃れる、絶体絶命の夜
- 超能力を持つ少女イレブン(エル)を狙う、恐ろしい政府の秘密組織。彼らの追っ手から逃れるため、主人公の少年たち(マイク、ダスティン、ルーカス)とエルは、夜のホーキンス中学校に潜伏していました。一歩間違えれば捕まるか、命を落とすかもしれないという、シーズン1最大のハラハラドキドキの局面です。
- 「エルのパワーを回復させろ!」というミッション
- 追っ手と戦い、疲れ果ててエネルギー切れになってしまったエル。彼女の超能力を回復させるためには、大量の「糖分(カロリー)」が必要でした。そこで少年たちは、暗い学校の食堂(給食室)へ忍び込み、エルのためのエネルギー源を探し始めます。
- ダスティン、執念の「チョコプリン」発見
- エルのために食べ物を探す中、ダスティンが食堂の冷蔵庫の奥で見つけたのは、なんと大量の缶入り「チョコプリン」!
- 実はこれ、普段の学校生活でダスティンが「給食のおばちゃんが絶対に隠し持っているはずだ」と睨んでいた、彼にとっての幻の宝物でした。国家の陰謀に巻き込まれている極限状態のはずなのに、プリンを見つけた瞬間に全てを忘れて大興奮するダスティンと、呆れるルーカス。
世界の命運がかかったシリアスな脱出劇の最中に、100%の純粋さで「チョコプリン」に歓喜するダスティンのキャラクターが爆発する名シーン。
少年たちの固い絆とユーモアがギュッと詰まった、リアルな英語のセリフをさっそくチェックしていきましょう!
チョコプリン大捜索シーンのセリフ
Found it!
(見つけた!)I knew she was hoarding.
(彼女が貯め込んでるって知ってたよ。)I knew it.
(気づいていたぜ。)Always lying, saying she’s out.
(在庫切れだって言って、いつも嘘ついているんだ。)Bald-faced liar.
(恥知らずの嘘つきめ。)Mike, I found the chocolate pudding !!
(マイク!チョコプリンを見つけたぞ!!)
🧐ピックアップ表現1:Found it !(見つけた!)
何かを探していて見つけたときの定番フレーズ「見つけた!」ですが、ここではダスティンの執念の叫びです。単にエルのための食べ物が見つかったというレベルではなく、「俺の言った通り、やっぱりここに隠されてたんだ!」という、長年の謎を解き明かした少年の大勝利の雄叫びとして響いています。
🧐ピックアップ表現2:I knew she was “hoarding”(彼女が貯め込んでいるって知ってたよ)
hoard は、世界が終末に向かう映画などでよく出てくる「(物資などを)秘密裏に蓄える、買い溜めして隠し持つ」という少し物々しい単語です。
ダスティンは、給食のおばちゃん(Lunch lady)が、生徒に配らずに自分たちだけで楽しむためにチョコプリンをこっそり冷蔵庫の奥に「兵糧攻めのごとく備蓄している」と睨んでいました。自分の推理が100%当たっていたことに、興奮を隠しきれずに使っているコミカルな表現です。
🧐ピックアップ表現3:“Bald-faced” liar(恥知らずの嘘つき)
ネイティブが「バレバレの嘘を平気でつく人」「よくもまぁそんな嘘を堂々と言えるな!」という人を罵るときに使う、最高にイキのいいスラングです。
普段の学校生活でダスティンが「チョコプリンちょうだい」と言ったとき、給食のおばちゃんはきっと「もう無いのよ〜」と白々しい嘘をついたのでしょう。冷蔵庫を埋め尽くすプリンの山を前にして、ダスティンが「あのおばちゃん、あんなに堂々と嘘つきやがって!」と、怒り半分・嬉しさ半分でルーカスに同意を求めている名セリフです。
まとめ:どんな危機でも、ワクワクは忘れない!
今回は『ストレンジャー・シングス』から、ダスティンのチョコプリン大捜索シーンを解説しました。
世界を揺るがす陰謀の真っただ中なのに、冷蔵庫の前で “Found it!”(見つけたぞ!) と絶叫するダスティン。給食のおばちゃんを “bald-faced liar”(平気な嘘つき) と呼び、秘密の備蓄(hoarding)を暴いた時のドヤ顔は、何度観ても最高の癒やしですよね。
どんな極限状態でも、大好きなチョコプリンに全力になれる。この少年たちのピュアなユーモアこそ、このドラマが世界中で愛される理由です。
ダスティンが執念でプリンを探し出したように、私たちも英語学習という冒険の中で、自分だけの「お宝(新しい表現や、通じた喜び)」を楽しみながら見つけていきましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。それではまた次回の記事でお会いしましょう!

コメント